検索エンジンの運営目的を考えてみよう
今や日本においての検索エンジンはGoogleのみとも言えますが、個人的には競争の原理が働いて欲しいとも思っています。
今回はあくまでも私的意見として、検索エンジンの運営目的を考えてみたいと思います。
検索エンジンは無料で利用できますが、検索エンジンを提供し運営している企業も営利企業です。
検索エンジンという商品を使用して利益を上げていかなくてはいけません。
私たち、サイトオーナーは、Webサイトを利用して売り上げを上げようと考えていますね。(少し直接的な言い回しをしてしまいましたが、Webサイトを利用して最終的に利益を得ようと考えているという事です)
しかし検索エンジンは、サイトオーナーの目的のために活動している訳ではないのです。
検索エンジンをより良いものにして利用者を増やしていく事がひとつの目的として挙げられます。
そして利用者が増えれば、今度は企業に対して広告のメリットを訴えるのです。
そして企業側は、利用者が多くいるのであれば、メリットがあると判断して広告を使います。ここで利益を得るという訳です。
PPC広告については皆さんご理解されていると思います。
検索エンジンを運営する企業としては、広告を見るユーザーを増やしたい。
その際において自然検索のクオリティレベルが高い必要があると考えています。
日常的に検索エンジンを利用してもらい、その価値を認めてもらう必要がある訳です。
普段の検索結果が質の悪いサイトばかりであれば、一般ユーザーは検索エンジンを利用したくなくなります。
そうなると検索エンジン運営企業にとってもデメリットでしかないと言えるのです。
という事は、少し穿った見方をすれば、有益なコンテンツを制作しているサイトオーナーは、検索エンジンの重要なビジネスパートナーであると言えるでしょう。
であるならば、あくまでも推測でしかありませんが、検索エンジンは、このようなサイトを「大事にしようと考えているはずです」
そしてそのサイトを運営しているオーナーは、結果的に上位表示という恩恵を受けてアクセス確保、その先のコンバージョンの確保がしやすい環境となるでしょう。
現在において検索順位を決定するアルゴリズムのクオリティが上がっています。
このことからテクニックに走ったSEO対策では太刀打ちできない状況になりつつあります。
それをしっかり理解した上で、SEO対策を行っていかなければいけないと思います。
検索エンジンの考え方とサイトオーナーの考えは、ある意味において同じではありませんが、必ず交わる所があるのです。
それをあなたなりに理解して欲しいと思っています。
きっとサイト育成に役に立つと思うからです。