検索エンジンと日本語

今やSEO対策イコールgoogle検索エンジン対策ともいうべき状況が日本のネット検索市場です。

今年の7月にパンダアップデートが日本語版と韓国版にて開始されましたが、この質の低いサイトの検索順位を下げ、検索結果を向上させるための検索エンジンのアルゴリズムの変更に関しては、日本語と言う特殊な言語でひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、英語が入り組んでいる事により、その精度に関しては、まだまだという印象を持たれているWeb担当者の方は多いと感じています。

その結果、検索ユーザーが有益だと思わないサイトが上位表示されているケースもちらほらあるようですが、まだまだ、日本語においての検索エンジンの性能については、コンテンツの解析能力というか品質判断基準がしっかり定まっていないようにも感じます。

Googleのいうところの、ユーザーにとって有益となるサイトを日々構築されているWeb担当者にとっては、ご自身が狙っているキーワードの上位に「え!?」と感じるサイトが上位表示をしていた場合、あまり良い気分ではないのではないでしょうか?

同時期にパンダアップデートを開始した韓国では、検索エンジンのシェアでは、自国のNAVERのシェアが高い為、大きな影響はないのでしょう。

他のアジア圏内においても中国や台湾、香港などの検索エンジンのシェアでは、Googleの検索エンジンはトップにはなっていません。

日本では、YahooとGoogleの両検索エンジンが双璧ですが、実質はGoogleと言えるため、Googleには、アジアの小さな島国に対してもしっかり対応して欲しいですね。

とはいってもあまりに大きな変動を起こしてしまうと、リスクが高いので現在ではやはりそれほど大きな影響はないように感じています。
しかし、今後も日を追うごとに日本語解析能力を高めていくでしょう。

ですから、現時点でしっかりWebサイトを作成している方は、その自身のルールに沿った対策を続けていく事が重要であると思います。

日本語は難しいですからね。すぐに英語圏のようになるとも思えません。
検索結果についてのアンケート結果などを見ると概ね満足されている結果となっていますが、言語解析という視点から見るとまだまだ発展途上なのではないかと推測してしまいます。

また、Bingにはもう少し頑張って欲しいと個人的には思っていますが、何分インデックスが遅いという部分から、あまり好かれていない気もします。

いずれにせよ検索エンジンは、日々進化していますが、100%正しい結果を返す訳ではありません。
その意味から自分が正しいと思った事を貫く事も必要ですね。

これからも一生懸命頑張っていきたいと思います。