表向きは検索結果の順位に不満なのだろう

8月5日(月)の日本経済新聞朝刊17頁(法務)に「企業、過剰リンク削除急ぐ」という見出しで、検索エンジン(Google)そして検索順位についての記事がありました。

正直SEO関連のネタなの?と思って読んでみましたが、その通りでした。珍しいなぁというのが最初の感想・・・。

新聞のトップページでは、「上位に」裏目 検索ルール改訂余波 という見出しとなり、本文においても、同じ見出しと、
「検索順位対策、逆効果に」となっています。

見出しだけでジャッジしちゃうと、今やっているSEO対策は逆効果であると感じ取れますね。もっと言えば、今までやってきた数を確保する被リンク対策が効果が無くなり、むしろ順位に悪影響を及ぼしていると読み取れます。

事実、記事内において、検索エンジンがアルゴリズムを変更した事により、低品質な被リンクを沢山貰っていると、順位に悪影響があるという趣旨の内容があります。
その結果として、本記事冒頭の被リンクの削除を急いでいるという事に繋がっているようです。

他にも逆SEOなどの事も取り上げられており、全体的にはネガティブな印象なのかな?って思いました。

最後に気になったのが、googleは法律に近い役割の存在という事が記してありました。
「確かに」と頷ける部分は多々あります。
とくに日本においてのシェアは圧倒的ですからね。

新聞ネタはネガティブ要素が多かったので、ここから先は、少しポジティブに生きたいと思います。

確かに上位表示をする事、順位にこだわる事は、アクセス数や売り上げに影響があるのは確かです。
でも、順位が多少下がった位であれこれ考えて労力を使うのもどうなのか?と思ってしまう訳です。

もしあなたが以前1位だったが、現在は9位だとします。
でも1位の時のアクセス数と比べ、今のアクセス数は1.5倍増えている。そんなケースは実際にあります。
多分、コンテンツ力が上がっている証拠でしょう。

この先多分9位から1位に返り咲けば、以前1位の時よりも数段アクセス数が確保できるとは思いますが、9位の時点から、コツコツとリスクを抑えたSEOにシフトしていけば、先の可能性は十分あります。

最近聞いた話で、少し前の話ですが、狙ったキーワードを諦めて、ロングテールキーワードにシフトして、アクセス数が3倍近く、コンバージョン率も上昇しているというケースもあります。

被リンク外しについては、ペナルティを受けているケースは当然ですが、全てにおいて当てはまるかというと何とも言えない所があるかもしれません。

SEO対策は大なり小なりリスクがあるやり方がたくさん存在しているという事を頭に入れて、どれをチョイスするかしっかり考えていきましょう。