マーケティング視点から見てSEOは重要であると感じていますが、経営者の中には残念ながら初めから「マーケティング」について否定的だったり、また否定的ではないが、あまり前向きに実践しようとしないケースがあります。
この様な経営者は、比較的人脈も広く今まで上手く経営できていた訳ですから、別にマーケティングについて実践されていなくとも、全く否定する気はありません。
結果的には自然にマーケティングを行っていると言えるからです。

しかし、このような経営者の中でも、やはり世の流れについて行く事ができず事業を断念された方もいらっしゃいますから、最低限自分にできるマーケティングを学ぶ事が必要であるのではないでしょうか。

そこでまずマーケティングにおけるプッシュ型とプル型についてお伝えしておきたいと思います。

プッシュ型とは、「受け手の意志に関わらず、情報を送ること」を指します。
ですから、イメージしやすいのは「チラシ」かと思いますが、他にもダイレクトメール、FAXDM、電子メールなどが上げられます。

プル型とは、「受け取り手の意思により情報を得ること」を指します。
こちらでは主に「Webサイト」がありますが、他にも電話帳など、発信者主導でユーザーを動かせないマーケティングを指します。（ある意味飛び込み営業もプッシュ型と言えますね）

ユーザーを獲得するためのマーケティング手法を考える上で、このプッシュ型プル型と上手くミックスさせ流れを獲得させる事が重要かと考えます。

プル型はある意味「待ち」の意味合いが強いですが、ユーザー自らそこに辿り着く行動を起こしてくれるため、見込み客として非常に濃い層のユーザーを取り込む事が出来ると言えます。

しかし、ユーザーがプル型のツールに辿り着く可能性は競合他社も沢山いる訳ですから、低いと言わざるを得ません。

この可能性を高める為にSEOは非常に重要な位置づけであると言えます。

チラシやテレビにて、「詳しくはWebで」というフレーズを聞いたり目にしたりしたことがあると思います。
プッシュ型で興味を持たせ、プル型でその興味を行動に移させる。

色々な方向からアプローチしていく必要がある事は理解されていると思います。

今の世の中、情報がとても多い為、ユーザーもある一定のレベルの情報が無ければ、信用できない流れになっています。
まずはプル型をしっかり構築し、都度都度その効果を最大限にする為にプッシュ型を取り入れるべきでしょう。

プル型をまずはしっかり構築する事。そしてプル型の効果を最大限生かすためにもSEOは必須であるという認識を持ってほしいのです。
どちらかで成果を出していくのは、徐々に難しくなってきています。
総合的な対策を行っていきましょう。